慶應英語の学部ごとの対策 後編

1. 文学部の対策
慶應義塾大学文学部の英語は難易度で言ったら一番高いといっても過言ではありません。他学部と一線を画すのは、ほぼ全ての問題が記述式であることです。問題は2000words程度の超長文問題一題で、和訳問題や説明問題といった記述問題が中心になっています。和文英訳問題がありますが、こちらはそこまで難しくなっていないのでしっかりと正解したいところです。また辞書持ち込み可能で有名ですが、もちろん時間制限を考えたら分からない単語全てで引くのはお勧めしません。制限時間は120分です。
対策としてはとにかく和訳の対策が最優先です。和訳が出来れば説明問題もおのずと出来るでしょう。また、2000wordsというほかの大学ではめったにないような長さの長文ですので、速く読む練習というのが必要になります。完答を目指すのではなく部分点を稼ぐという方向になります。

2. 商学部の対策
商学部ではオーソドックスな英語の問題が出題されており、難易度も他学部と比べるとそこまで高くはありません。制限時間は90分で基本的には全マーク式です。特殊なものとしては最後に出題される動詞を名詞化させる等の語形変化問題ですが、そこまで難しくはありません。したがって基本的な英語の知識をしっかりと身につけることが大切です。もちろん他学部と比べて平易ということは高得点を取る必要があることはいうまでもありません。

3. SFCの対策
 SFCとは湘南藤沢キャンパスを拠点とする看護医療学部、総合政策学部、環境情報学部のことを指しますが、そのうち総合政策と環境情報の対策を書いていきます。
 この二学部は出題形式が全く同じで制限時間120分、超長文二題です。全マーク式で、空所補充問題と内容一致問題の二種類の問題が出されています。とにかく速読力が重要になってきますので、速く読む力が必要です。また、解答不可能な難問がいくつか出題されていますので、その問題で頭を悩ます必要はありません。

以上3学部の対策でした。
 
 ここまで僕の経験を交えつついろいろ慶應の英語のコツを書いてきましたが、最後に、慶應義塾大学はかなり高いレベルの英語にはなっていますが、しっかりと対策をすれば合格点を取ることが絶対に可能です。そのためにも、慶應に入りたいと思ったその瞬間から本格的な受験勉強を始めましょう!また、学部ごとにしっかりと傾向を掴んで対策を自分なりに立てることが大切です。
 このブログを読んでくれた人が少しでも慶應義塾大学合格に近づけることを願っています。

慶應英語の学部ごとの対策 前編

これまで慶應義塾大学で出題される英語全般について書いてきましたが、とはいえ学部ごとに形式も時間配分も出題内容も異なるため、それにあった対策というものが必要になります。今回は僕が受験した法学部と経済学部について、僕の経験も交えて詳しく書いていきたいと思います。

1. 法学部の対策
まず、概観を述べていきます。慶應義塾大学法学部は河合塾で偏差値70達する私立文系最難関学部であり、その英語の問題もかなりハイレベルとなっています。解答形式は全てマーク式のため和訳問題や英作文問題はありません。しかしその分判断に迷うような選択肢になっています。問題は全て英語で書かれているため、問題文をしっかり読むことが大事であり、その分時間が取られます。時間制限は80分で決して長くはありません。他の学部と一線を画すことは、とにかく語彙のレベルが高いことです。帰国子女の友達に言わせてもかなり難しい単語・熟語が使われているということです。そのうえ、長文問題ではかなり抽象的で受験生にあまりなじみのないような内容となっており、読むのに苦労します。

では、問題ごとに見ていきましょう
第一問は文法問題が中心になりますが、近年はころころ形式が変わっているため注意が必要です。僕が受けた2016年度の問題はいわゆる正誤問題でした。かなりハイレベルな知識を要求されており文法・語法の隅々まで知識を固めておく必要がありました。
第二問は例年会話問題が出題されています。2015年度入試までは受験生レベルでは知りようもないハイレベルな熟語もいくつか含んだ、実質熟語問題のような印象がありましたが、僕が受けた年は標準的な会話問題に変化していました。最新年度ではそれらを併せたような形式でした。対策としては、とにかく熟語の知識を固めることが一番です。
第三問は例年、難単熟語定義問題が出されています。どういうものかといえば、問題を見れば分かるのですが、短めの長文中にある受験生になじみのない単語・熟語の意味を選択肢から選ぶ、という形式です。ここでは語彙力を問われているのではなく、文脈で判断できるか、つまり読解力が問われているのです。やり方としては、まず自分の知っているものがあったらそこを先に埋めて、その上で選択肢を品詞ごとに分けて生きます。後は読んでいき品詞を特定しつつふさわしい意味を選んでいくというやり方になります。決して簡単ではありませんが、他の問題に比べて解きやすくなっていますのでここでは多くとも2ミスに抑えたいところです。
第四問は700words程度のオーソドックスな長文問題です。とはいえ、語彙のレベルは全入試中トップクラスであり語彙力をしっかり付けていく必要があります。問題文をよく読んで冷静に解答しましょう。
 また、近年の出題はありませんが、慶應法学部独特の問題としてインタビュー問題がありました。これは2011年度でいきなり復活したため念のため書いておきます。この問題はとある人のインタビューを題材とし、質問に対する回答を選択肢から選んでいくという問題です。一見簡単なようでかなり難しいため、前問正解を目指さず、消去法も用いつつ確実に正解できるものを選んで行きましょう。
 法学部は特に記述の対策は必要ありませんが、その代わり超ハイレベルな語彙・文法の知識が要求されていますので。参考書や色々な問題から知識を吸収していきましょう。

2. 経済学部の対策
まずは概観から書いて行きます。慶應義塾大学経済学部は法学部に並んで慶應文系学部のトップに君臨しており、もちろん一筋縄では行かない問題が出題されています。制限時間は100分で慶應の英語の中ではかなり長くなっていますが、時間制限はかなり厳しいです。形式は2種類しかなく、ひとつはオーソドックスな長文問題、もうひとつは受験最難関レベルの自由英作文を含んだ英作文問題です。
長文問題については、法学部や文学部ほど難しいわけではありませんが、とにかく分量が多く時間との戦いになります。また、難しくないからこそ高得点を取らなければなりません。問題形式は空所補充が多いです。
一方でかぎになるのが英作文問題です。一問目は和文英訳問題ですが、一発で英語に訳すのが難しいものばかりで、発想力や和文英訳問題への慣れが必要です。しっかりと参考書を用いて対策をしましょう。2問目は自由英作文問題で、150words程度のかなり長い英作文をしなければなりません。注意が必要なのが、長文問題中から引用しなければならないという点です。また、かなり長いので簡単な語彙では書くことが出来ず、日本語→英語で単語を覚える必要があります。
私立文系専願では英作文の対策がかなりおろそかになりがちですが、英作文問題は配点が高いため、それへの対策が絶対に必要です。

以上が法学部と経済学部の対策でした。

慶應の問題を速く解くためには?

慶應義塾大学で出題される英語の入試問題は、学部ごとに制限時間が異なるとはいえどの学部も時間配分が厳しくなっています。もちろん時間内に解けなければ、解答できた、問題があっていても合格点に達することは出来ません。では、どのようにして時間内に解く力を付ければいいのでしょう。そのコツを今回書いていきたいと思います。

1. 速くとくためには、まずは過去問を何回か解いて形式に慣れろ!
まず、出題形式が全く分からなければ時間配分が分からず、解くスピードも落ちてしいます。したがって、まず時間内に解ききるためには形式になれたうえで、時間配分を自分で調整する必要があるのです。だから初めて赤本を解いて制限時間内に解ききれなくても焦る必要は一切ありません。しかし何回か解いていく中で自分なりに大問ごとに何分使えば良いのかを自分で考えて下さい。

2. 速読をするためには
もちろんそれでも時間が足りないあるいは時間がぎりぎりで見直しが出来ないという場合もあるでしょう。そこで必要なのが「速読力」です。しかしここでいう「速読」とは、ただ速く読むということではありません。速く読んでなおかつしっかりと内容を理解することです。では、そのためにどうしたらいいのでしょうか?

 まず、速読の訓練をする必要があります。具体的にはとにかく音読です。英文解釈の参考書で音読を行うことをお勧めします。ただし、ただ英文を口に出すだけでは速読力は伸びません。しっかりと頭の中で意味を理解しながら英文を声に出して下さい。CDを用いながら、最終的にはCDのスピードで読んでも意味が理解できるようになるまで、同じ文章を何度も使ってください。なれないうちはその限りではありませんが、前に返って訳すのではなく前から和訳していきましょう。最終的にはどんな文章でも日本語を介することなく英語のまま頭で理解できることが目標です。
 その上で、文章の論理展開をしっかりと把握しながら読んでください。つまり、文章のつながりが分かれば文章の訳を予想して読むことが出来、結果的に読むスピードの向上につながるのです。
 速読というのはすぐに身につくことはありません。しかし音読を地道に繰り返していくことで着々と読むスピードが上がります(僕がそうでした)。だから、根気よくこれらのことを実践していきましょう!

 そして後は実践あるのみです!以上で今回は終わります。

慶應レベルの長文を読むには?

慶應の英語で高い点を取るには、どの学部も長文読解をしっかりすることが不可欠となります。しかし、もちろん慶應の英語は簡単に読めるものではありません。ではどうすればいいのか?今回は僕なりに具体的な読解法をお教えしたいと思います!

1. 慶應レベルの長文読解に必要な能力とは?
まずは何が必要なのかを知る必要があります。
一つ目は語彙力です。これは一回目で詳しくお伝えしましたが、用はまず単語・熟語の意味が分からなければどんな長文でも読めないのです。慶應ではハイレベルな語彙が頻出するため、語彙力が高い受験生が有利になるといっても過言ではありません。
二つ目は、文法力です。もちろん単語・熟語の意味が取れても、英文法がわからなければ文章が何を言っているのかわかりません。ではどのように身につければよいかといえば、まずは学校の教科書を完璧に理解したうえで上記の英文法・語法Vintageやその類の参考書(Nextstage等)を徹底して暗記してください。シンプルですが、この方法が一番の近道だと僕は思います。
 三つ目は、英文解釈力です。これは後で詳しく述べます。
 四つ目は、論理力です。これも後で詳しく述べます。

2. 英文解釈力とは?その身につけ方は?
そもそも英文解釈力とは、英文をSVOCに正確に分け、修飾関係等を理解し、構造をしっかりと把握できる力のことです。簡単に言えば単語、文法を覚えた上で、英文が正確に和訳できるかということです。
例えば、I think that that that that that boy wrote is wrong.という文章があったとします。この文章はすべて中学レベルの英単語で書かれていますが、一筋縄では訳せないでしょう。ここで必要なのが英文解釈力なのです。
簡単に解説すると、I→S、think→V、that→thinkの目的語を作るthat節、that→次のthatを修飾する形容詞「あの」、that→名詞「あれ」、that→前のthatを先行詞とする関係代名詞、that→次のboyを修飾する形容「あれ」という文章構造になっています。つまり、「私はあの少年が書いたあの「that」は間違っていると思います。」という和訳です。英文解釈力の重要性がわかったでしょうか。
では、どのようにしてそれを身につければよいのでしょう。僕は受験生時代、まずは「基礎英文解釈の技術100」という参考書で徹底的に受験に必要な英文解釈力を身につけました。使い方としてはオーソドックスに例文をSVOCに分け、修飾関係を明らかにした上で和訳を書き出す、というやり方です。そしてCDを用いながら音読をすることで英文解釈のスピードを上げることが出来ます。シンプルですが、このやり方が一番近道かと思います。その上でこのレベルになれたらポレポレに移行してまた同じことを繰り返すことで、文章構造が分からないということはなくなります。以上が「英文解釈力」についてでした。」

3.「論理力」について
 単語、熟語、文法をしっかり身につけ英文解釈できる力をしっかり付ければそれで良いのかといえばそうとは限りません。この時点でかなり英語を読む力がついているは事実ですが、慶應の英語を読む上ではさらに一歩踏み込む必要があります。そこで必要なのが「論理力」です。つまり、いわゆるロジカルリーディングです。
 文章を論理的に読むとはどういうことでしょうか?簡単に言えば文章と文章のつながりを意識して、英語長文を現代文的に読むということです。それに必要なのが、文章と文章のつながりを表す、ディスコースマーカーを知るということです。よく言われるのが「butやhoweverといった逆接の後は大事だから線を引け」ということですが、それではあまりにも単純すぎます。早稲田・慶應のレベルではもっとハイレベルな理解をしなければなりません。具体的に見ていきましょう。

・逆説&対比を表すディスコースマーカー
例)but,however,while,on the other hand…
逆説は前の文章に反するとき、対比は二つの事柄を比べるときに使われます。

・抽象→具体をあらわすディスコースマーカー
例)for example,in other words,
前で述べた抽象的で分かりづらいことを後ろで抽象的にするときに用いられます。

・因果関係を表すディスコースマーカー…
例)so,for,because,therefore,as…
理由をあらわしたり、結果をあらわしたりするときに使われます。どちらが原因でどちらが結果かをしっかり区別しなければなりません。

これら三種類のディスコースマーカーの役割をしっかり覚えた上で、長文中でしっかりチェックして呼んでいけば、早慶レベルでよく出題されるかなり抽象的な文章でも内容を理解しやすくなると思います。
 その上で習得しなければならないのがパラグラフリーディングです。英語は各段落(パラグラフ)に分けて書かれていますが、基本的には一段落でひとつの話題しかふれられていません。したがって、段落ごとに主題となっている事柄をつかめれば、長文が読みやすくなり、なおかつ長文全体を俯瞰して、全体的に見ることが出来ます。これら二つのことを意識すれば、だいぶ論理的に文章を読むことができるでしょう。

 以上が慶應の長文を読むのに必要な事柄でした。

慶應対策におすすめの参考書

今回は単語・熟語帳も含めて、僕が使っていた慶應対策に英語のおすすめ参考書をいくつか紹介していきたいと思います。
 
1.単語・熟語帳
まず慶應のレベルに合った語彙力をつけるためには、具体的にどの単語・熟語帳をつかえばいいのでしょうか?まず、前提として、高い語彙レベルをつけるためには2、3冊の単語帳を使うことが必要となります。したがってレベル別に僕が使っていたものも含め書いていきたいと思います。

高校基礎~標準レベル
・ターゲット1900
僕が使っていたものです。よくターゲットに対する批判を見ますが、僕は悪い参考書ではないと思います。というのも、基本的な単語から早慶レベルの高いレベルのものまでしっかりと網羅できていますし、前回で述べたとおり、掲載のない単語は自分で拾えばよいのです。
・速読英単語[必修編]
英文に載っている単語から覚えるというスタイルの単語帳です。CDもあわせて使うことで効率よく覚えることが出来ます。網羅性も高いです。

難関レベル
・DUO 3.0
僕が使用していたものです。熟語も載っています。短い例文に載っている単語から覚えるというものです。これも速読英熟語のようにCDとあわせて使うことでかなりの速さで覚えることが出来ます。また、同意語、派生語の掲載量がかなりのもので、辞書のように使うことも出来ます。

熟語帳
・ターゲット1000
ターゲット1900と同じ形式の熟語帳です。この一冊でセンターレベル~早慶レベルまで幅広く対策することが可能です。ターゲット1900と同様、音声のダウンロードやスマートフォン用アプリがあり、効率よく学習することが出来ます。

2.長文対策
まず、高校基礎~標準レベルは参考書紹介サイトをごらんください(おすすめは独学ラボhttps://dokugakulabo.com/です)。ここでは早慶レベルの参考書を紹介していきます。

・基礎英文解釈の技術100
英語長文を読む上で必要になってくるのが「英文解釈」の力ですが(詳しくは次回参照)、この参考書ではMARCH~早慶のレベルの解釈技術を整理して学ぶことが出来ます。具体的には今後のブログで書いていきます。CDも付属しているので効率的に学ぶことが出来ます。

・ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式
この参考書では旧帝早慶レベルのさらにハイレベルな解釈の技術を身につけることが出来ます。したがって、しっかりと基礎、標準レベルを身につけたうえでトライしてください。上記の「基礎英文解釈の技術100」の上級版「英文解釈の技術100」でもかまいませんが、こちらはタイトルの通り100個の項目があるため、よりコンパクトにまとまったポレポレをおすすめします。

・やっておきたい英語長文700、1000
 語彙や英文解釈力を身につけたら、いよいよ長文の問題集に入っていくわけですが、僕が使っていたのがこの問題集です。記述問題が多めですが、長文読解力を伸ばすのに適した良問が多いです。解説が少し薄くわかりづらいのが難点。1000は700と難易度は変わりませんが1000wordsを超えるいわゆる「超長文」への対策に有効です。

3.英文法・語法対策

・英文法・語法Vintage
英文法問題に関しては、僕はこの参考書のみを使っていました。使ってみてよかったのは、受験英文法に必要なポイントが良くまとまっていたことです。使い方としては左ページの問題を解いて右ページ解説を読んで理解し、二周目以降は単語帳のようにひたすら暗記していくようなやり方をお勧めします。

 以上が慶應対策に有効な参考書になりますが、最もおすすめする参考書があります。それは赤本です!とにかく志望学部の過去問を研究しまくることが合格への最短ルートなのです。
具体的には、
・時間配分(時間内に解ききれるか、大問ごとにどのように時間を配分するのか、等)
・出題形式、傾向(大問ごとに文法が出るのか長文が出るのか、等)
・合格最低点(何割取れれば合格できるのか)
をしっかりと自分で把握することが必要になります。その上で、解いたらしっかりと解き直しをしたうえで沢山の量をこなして志望学部のレベルや出題傾向に慣れましょう!過去問の研究なしに志望校合格は絶対にありえません。

 これで今回は終わりにします。次回は具体的に慶應の英語を読んでいく上で必要なことを書いていきたいと思います。

大学受験・慶應入試のコツ

はじめに
慶應義塾大学は私立大学の最高峰であり、その英語の入試は、もちろんかなり高いレベルとなっております。そんな入試を攻略するコツがあったら知りたいですよね?このブログでは慶應義塾大学法学部と経済学部に現役合格した僕がそのコツについて書いていきたいと思います!
まず、慶應はいくらハイレベルな出題がなされるからといっていきなり応用レベルから入るのはご法度です。どんなに難しい問題を解くにも基本が大切になってきます。その基本とは中学のレベルまで含みます。慶應に受かりたいと思ったらそのレベルから固めていきましょう。

語彙力について
一回目の今回はそんな慶應の英語を攻略する上でキーワードになってくる語彙力について書いていきたいと思います。

1.慶應の入試を攻略するコツはずばり語彙力です!

もちろん、慶應義塾大学の入試は、学部ごとに傾向も時間制限もことなります。しかし共通していえるのは、慶應の英語入試で合格点を目指すのに必要なものは一番には語彙力です。一見当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれません。しかし、どの学部も高いレベル、つまり単語帳の後ろのほうにしか載っていない、あるいは一般的な大学受験用の単語帳にはないような単語が多々出題されています。したがって、慶應の英語を攻略する上で一番の対策は、語彙力をつけることにあるのです。

2.語彙の覚え方のコツ

では具体的にどのようにして覚えていけばいいのでしょうか?その覚え方のコツを書いていきたいと思います。

まず、単語を覚えるにあたって、一番重要なことは語彙を覚える時間だ!そう思う人が多いでしょう。しかし、それではいつまで経っても語彙力をつけることができません。では何が重要なのかというと、単語・熟語帳に何回触れたかです。つまり時間は短くていいので何回も何回も単語帳を開くのです。というのも、人間の脳というのはいくら時間をかけて覚えても忘れてしまいます。したがって、時間をかけて覚えても忘れてしまうのだったら、忘れてしまう前提で、短時間で何回も覚えなおせばいいのです。そうすることで、脳に着実に定着させ、「使える語彙」をつけることができます。

 では、単語・熟語帳を完璧に覚えきれればそれでいいかといえばそういうわけではありません。単語帳を覚えきっても、実践でつまり長文中で意味が瞬時に分からなければ無意味です。では、具体的にどうすればよいか、僕が実際にやっていた方法を紹介します。
さまざまな長文を読んでいったときに瞬時に分からなかった単語をマークして自分でノートにまとめる、という方法を僕はやっていました。これは単語帳に載っている・いないに関わらず全ての単語をマークします。というのも、自分が使っている単語帳でカバーしきれない入試重要単語を拾うことができるからです。こうして「使える」語彙力を実に付けることで慶應の英語を攻略する上で大きな武器となるでしょう!

以上が慶應の英語を攻略する鍵となる語彙力についてでした。

◎慶應義塾大学レベルの英語力を養うために

1.英語長文を論理的に読解する
慶應義塾大学の英語を攻略するためのコツとして、英文を論理的に読解できるようになる必要があります。
なぜ論理的に読むことが重要なのでしょうか。
みなさんは、「木を見て森を見ず」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。「小さいことに心を奪われて、全体を見通さないこと」という意味です。
英文読解において、この「木を見て森を見ず」の状態に陥ることは大変危険なのです。

一文一文を、時間をかけてとにかく正確に読み、わからないセンテンスが出てくれば立ち止まってじっくり考える。こうして読んでいると、単純に読むスピードが落ちることはもちろんですし、何よりゆっくり読んでいると文章の流れが掴みづらく、前の内容を忘れやすくなりがちです。そしてさらにこれが返り読みを生み…と、いいことがありません。

何よりまず、文章の大きな流れを掴み、その流れを追いながら読んでいくことが重要なのです。そのために必要な力が、「論理的読解力」です。

特に、語数が多い文章が出される、慶應義塾大学の文学部、SFC、法学部などでは特にこれがポイントとなります。

また、英語は特に論理的に文章が書かれる言語です。下に挙げていますが、「1パラグラフ1トピックの原則」や、「抽象→具体の流れ」といった、文章を論理的に構成するための原則のようなものが特に明確に英語には存在しています。
ですから、論理的に文章を読解していくのが、とりわけ重要なのです。

普段からこれらの点に注意して長文読解演習に取り組むことで、少しずつこの力はついてきます。地道に頑張りましょう。

さて、論理的に読解するために着目すべきポイントはいくつもあります。次の記事では、そのうち3つのポイントを紹介しましょう。

2論理的読解に必要な3つのポイント
① トピックセンテンスを探す 「1パラグラフ・1トピックの原則」

1つのパラグラフ(段落)には、原則として一つのトピックが提示されます。
このトピックが書かれた一文を探すことが、論理的読解の第一歩です。パラグラフの一文目や、最終文、逆接のディスコースマーカーの後ろは特に注意してみましょう。

このトピックを各パラグラフで見つけることができれば、それだけ抜き出して読んでみるだけでも、パッセージの流れを大まかに掴むことができます。

② 「抽象→具体の流れ」の理解

英語の文章には、パラグラフ内で、抽象的な内容から具体的な内容へという流れが存在しています。それを踏まえて読むことが、二つ目のポイントです。
まず、そのパラグラフのトピックが抽象的な文章で最初に示されます。しかし、それだけでは理解がし辛かったり、読者に正確に伝わらなかったりする可能性があります。そこで、筆者がその文章に説得力を持たせるために書いた、それが具体化された文章が、その後に続くのです。

このように、英文は基本的に下にいけばいくほど抽象的な内容から具体的な内容に話が流れていきます。
抽象的に提示されたトピックを、それだけ読んで理解できたなら、特に設問になっていない具体的な箇所に関しては、最悪読まなくても済みます(これを広義の意味でパラグラフリーディングと呼ぶ人もいます)。

この「抽象→具体の流れ」を掴むことができていれば、訳せない(単語や内容がわからない)文章が出てきたときに、内容を推測したり、そこを読まずに文章の流れを追い続けたりすることがより容易になります。

この「抽象→具体の流れ」は、後述するディスコースマーカーに着目することで、さらに掴みやすくなることでしょう。

③ ディスコースマーカーへの着目
ディスコースマーカー(Discourse Marker)とは、文と文との論理的関係を示すことばのことです。
筆者は、このディスコースマーカ―を適宜用いることで、文章を論理的にし、自分の主張をより読者に納得してもらおうと考えています。

ですから、ディスコースマーカ―を学ぶということで、書き手の主張をくみ取ることができるようになります。ディスコースマーカーを意識して、常にパラグラフの論理構成を考えながら、次はどんな展開になるのかを予想して英文を読んでいくことが求められているのです。ディスコースマーカーのうち特に重要なものはおおよそ次のように類型化できます。
1 逆接:but/however/Yet/on the contrary/in contrast
逆接のディスコースマーカーのあとには筆者の主張や強調している内容がきやすく、特に重要です。Butなど、この逆接のディスコースマーカーが文中に登場したら、まるで囲むなど印をつけておくようにしましょう。

2 具体化:for example/for instance
 ②で説明した「抽象→具体の流れ」を追う上で鍵となるディスコースマーカーです。筆者が何を述べようとしているのか見失わないように、このディスコースマーカーの前に展開されている内容をしっかり掴んだ上で、その後の内容を読み進めていきましょう。

3 言い換え:in other words/that is to say
 2で述べた具体化と似ていますが、この「言い換え」のディスコースマーカーは、抽象度が同じレベルで、内容が言い換えられるという点で異なります。わかりやすく言い換えられている場合が多いので、言い換えられた内容はしっかり掴みましょう。

4 因果:so/therefore/That is why/as a result
結論、まとめの文章が後ろに続きます。内容一致問題で、この因果関係がきちんと掴めているかを問うてくることが多いので、何を根拠として筆者があることを主張しているのかなど、因果関係はしっかり掴みましょう。

3長文の復習方法

いくら読み方が分かっても、復習の仕方が正しいものでなければ学力はつきません。
つまり、どのように『復習』するかが重要なのです。

もちろん、数をこなすことでも長文読解問題の力は上がります。これを多読といいますが
、たしかに優秀な学習方法の一つです。しかし、多読だけでは効率よく読解力を伸ばすことはできませんし、復習のやり方を見直すことで、より無理なく学力を上げていくことが可能です。

もし長文の数だけで成績が決まるのであれば浪人生が勝つに決まっています。しかし、実際には、現役生でも浪人生でも、伸びる人は伸びて、伸びない人はいつまで経っても伸びないというのが現状なのです。

いくら数をやってもできるようにならない人のほとんどは、一度読んだ長文は復習せず、次の長文に取り組むという、いわゆる「読み捨て」をおこなってしまっているのではないでしょうか。
解いたあとに復習して、自分のものにするところまでが長文読解演習と考えてください。

長文に出てきた単語、熟語、文法、構文を覚えないまま、そしてろくに音読もしないまま終えてしまっていませんか?心当たりのある方が多いのではないでしょうか。

この復習が、英語が苦手な場合には特に重要なのですが、怠ってしまっている人がとても多いのです。
では、具体的にどうすればよいのでしょうか。以下にまとめてみました。

◆具体的なやり方

① まず、長文演習を行います。この時、問題をコピーして、それを使いましょう。
理由としては、何も書き込みがない状態の問題を残しておくためです。これは復習する際にかなり重要になるので必ずおこなってください。
時間設定などに関しては各自やりやすいように決めていただいていいですが、まず制限時間を設定し(字数次第で15~30分)、その時間で解いてみる。終わらなかった場合は、制限時間内でどこまで終わったかをメモしておき、そのまま続けて時間無制限で解いてみる。丸付けをする。

② 和訳を読み、内容を理解する。間違えた問題に関して、なぜ間違えたのか(解くために何が足りなかったのか)を考える。

③ 知らなかった単語、熟語を書き込み、構文(SVOC他)を書き込む(自分でできない場合、できるようになるまで解説にそれが書いてある長文教材を使ってください)。
この作業は時間がかかりますが重要です。

④ 書き込んだ英文を読み込む。さらに音読する。
ここからが一番重要です。必ず音読をおこなってください。③で書き込んだ英文を音読します。音声CDがあるとベストです。ひとつの長文に対して目安としては15回、余裕があれば20回音読をおこなってください。これだけやれば、長文に出てきた未知語は自然と暗記でき、英文のリズムも染み込みます。

⑤ 白文を使って音読する。
飽きるまで書き込みのある英文の音読をおこなったら、最後に、最初に使わないで残しておいた白文(書き込みのない英文)を使って音読します。書き込んだ長文を復習している人は、復習するときに自分の力ではなく、助けがある状態で長文を読んでいます。その状態で長文を読めばそれは自力で読んでいるとは言えません。そこで、最後に白文を使って音読をおこなうのです。この段階で躓いた箇所があれば、その一文の構造を理解できていなかったり、単語が身についていなかったり、ということがわかります。この白文を使って音読をするということを数回して、スムーズにおこなえるようになっていれば、その文章の復習は完璧になったと判断します。

ここまでやってようやく復習が終了です。ここまで徹底して復習している方はなかなかいないのではないでしょうか。

何度も音読をするのは、慣れていないと飽きてしまうこともあるかもしれませんが、根気強く続けてみてください。
問題集や塾の教材に載っている厳選された文章を、一つ一つ大事にして復習して、自分のものにしていきましょう。

◎学部ごとの分析(文系編)

こんにちは、慶應義塾大学法学部に在籍している受験アドバイザーのNです。
慶應義塾大学の合格を目指しているみなさんの助けになればと思い、このブログを書いています。

慶應義塾大学の英語は、学部によって傾向が大きく異なります。
しかしながら、ある一定のレベルの英語力が要求されているのは、どの学部でも共通しています。
そこで、まず学部ごとの出題傾向・特徴を分析した上で、慶應義塾大学が要求している英語力を把握し、そのレベルに到達するための勉強法を、いくつかの記事に分けて紹介したいと思います。

◎学部ごとの分析(文系編)
(難易度は1~10で評価)

○文学部
難易度:長文 8 語彙6(辞書あり) 時間6
特徴:1題or2題の超長文、和訳、英作文
出題内容:心理・社会・哲学

分析:
選択式の問題がほとんど無く、あってもおまけ程度。ほとんどは和訳と要約問題であり、国語力が要求される。文章自体のレベルはそこまで高いものではないが、基本的に1000語を超え、2000語を超える文章が出題されたこともある。
内容的に含蓄に富むものが多く、深い思考力が要求される。また、和訳問題や要約問題は、英文を内容的に噛み砕き、自分の言葉で説明する力が求められている。
これらの出題傾向から考えるに、出題者は、単なる英語力だけではなく、高度な国語力を受験生に求めているのだろう。慶應義塾大学の入試科目に国語がないのは、このように「英語」という科目の中でも国語力をはかっているからではないだろうか。非常に個人的な意見だが、私は慶應義塾大学のこのスタンスには賛成である。一度きりの試験で、全問マーク式の現代文という問題形式で受験生の国語力をはかるのはいかがなものだろうか。

コツ・対策:
普段から深い思考力を要求されるような文章にたくさん触れるようにすることが大切。
慶應文学部の英語の長文は非常に長く、ただ表面を追うだけの読み方をしていると、何が述べられているのか分からなくなったり、読み返しが多くなってしまったりする。その結果、うまく話しの流れが掴めなくなったり、時間が足りなくなったりしてしまうかもしれない。
そこで、それらのことを防ぐためにも、パラグラフ毎にトピックをまとめる練習を普段から徹底して行うことが重要である。全体を俯瞰した読み方ができるようになれば、慶應文学部に限らず、どの大学の英語の長文の対策にもなる。普段から多くの演習を積み、過去問で練習していれば、他の受験生と差をつけられるだろう。

○法学部
難易度:文章レベル9 語彙9 時間6(インタビュー問題なし)、10(インタビュー問題あり)
特徴:全問マーク式。アクセント、長会話、語形変化、語句定義、インタビューなど特徴的な出題形式の問題が多い。設問がすべて英語 設問のレベルが高い。
出題内容:社会・法律・技術・文化

分析:
問題文が全て英語であることに加え特徴的な問題形式が多く、初見で挑むと戸惑うであろう。文法、語彙、読解のどれをとっても難易度が高い。しかしながら、その一方で、特徴的な問題形式のものが多いため、対策次第で点数を大きく伸ばせる。
インタビュー問題が出題されるか否かでかなり時間によるの制約の程度は変わってくる。インタビュー問題の出題があると、かなり時間的に厳しくなり、一方で出題がない場合は、かなり時間的に余裕ができるといえる。繰り返しになるが、独特な出題形式の問題が多いため、過去問をこなした数や過去問研究にかけた時間などが、もろに出来に反映される。

コツ・対策:
まず、ベースとなる高度な語彙力、長文読解力を身につけること。語彙に関しては最低限、単語帳一冊(ターゲット1900・速単必修編・シス単など)、熟語帳一冊(解体英熟語・ターゲット1000・速読英熟語など)に加えて、『速読英単語 上級編』は仕上げておこう。相当高度な読解力がない限り、語彙に関しては、このラインは最低限必要となる。余裕があれば英検準1級レベルの単語帳に手を出してみよう。
そして、過去問研究。事前に出題形式を確認し、時間配分まで決めた上で演習を積もう。
この準備があるかないかで、慶應法学部の英語の点数は大きく変わる。国公立大学併願者の慶應法学部の合格率が低いのは、準備不足の状態で独特な出題に対応することができなかったからだと思われる。

○経済学部
難易度:文章レベル7 語彙7 時間8
特徴:長文読解、和文英訳、自由英作文
出題内容:社会・経済

分析:
長文読解問題3題程度に加え、和文英訳2題、150~200字程度の自由英作文と非常に分量が多い。長文問題の文章のレベルはそこまで高くなく、設問は選択肢に紛らわしいものがなく、文章の内容が理解できていれば答えられるような簡単なものが多い。また、文法知識も問われるが、英文を読むために必要なレベルの基本的なものをおさえていれば容易に答えられるものが多い。このように、私立英語最難関といわれる慶應義塾大学であっても、意外と基本的なところがきちんと身についているかを問うてくるような問題も多い。盲目的に難易度の高い問題をひたすら解くのではなく、基本的な問題を落とさない力をつけることが重要であることを、慶應経済学部の問題は示唆している。
長文のレベルや英語の出題形式、その他の科目の出題形式、入試方式などを見るに、出題者側が国立受験者を意識していることは明らかだろう。基本を大事にして、取りこぼしを少なくすることが求められている。

コツ・対策:
センターや、中堅私大で一問も落とさないレベルの長文読解力をまずつけ、そこから少しずつレベルを上げて演習していく。自由英作文は、頻出テーマや時事問題を題材として繰り返し練習しておき、自由英作文を書く上での型を作り、知識を補充しておく。自由英作文は演習量に比例して実力がつきます。

○商学部
難易度:文章レベル7 語彙6 時間9
特徴:各大問の分量が少なく、大問数が非常に多い。難易度は他学部と比べると低め。
出題内容:社会・ビジネス

分析:
短めの長文3題、短めの空所補充、数行の文章を読んでの内容一致問題、文法語彙問題などから構成される。それぞれの大問を見てみるとシンプルかつ難易度もそれほど高くない問題が多く、体力を要求されるものではない。しかしながら全体としてみると問題量が非常に多く、時間的な制約が大きい。したがって、それぞれの問題に必要以上の時間をかけず、すばやく読んでテンポよく解答していくことが要求されている。難易度はそれほど高くないといったが、文章が短いがゆえに、パラグラフ毎の内容を正確に要約し、きちんと選択肢を吟味しないと、本文を読めていても間違えてしまうので注意が必要である。

コツ・対策:
まず、ベースとなる語彙力、英文解釈力を身につけること。語彙に関しては最低限、単語帳一冊(ターゲット1900・速単必修編・シス単など)、熟語帳一冊(解体英熟語・ターゲット1000・速読英熟語など)は仕上げておくようにしよう。英文解釈の参考書を一冊仕上げておく。その後、短め(500字程度)のマーチレベルの長文を、制限時間を短めに設定して満点をとる練習を繰り返しおこなう。その際、必ずパラグラフ毎の要約を捉える練
習をおこなうこと。慣れていないときは、一つパラグラフを読むたびに要約をメモで残すようにして、頭の中でまとめられるようになるまで練習すること。

○SFC
難易度:文章レベル10 語彙10 時間8
特徴:全問マーク式。超長文。語彙レベルが非常に高い。
出題内容:社会論、科学技術

分析:
個人的には英語最難間。基本2問構成で、1問目は比較的解きやすいが2問目の長文の難易度がとてつもなく高いことが多い。語彙を選ぶ問題では英検1級レベルの単語が平然と並べられ、文脈だけでは判断できない設問もある。内容一致問題は、設問自体はひねりがなくても、非常に専門性の高い内容が、最高レベルの語彙で書かれた本文を理解することできずに終わってしまう場合がある。文章が2題とも1000字を超え、莫大な設問数があることを考えると、内容が分からずとも本文と照合して解いていく、というやり方は通用しない。非常に高度な内容の文章を論理的に理解し、読み進めていく必要がある。

コツ・対策:
英検準1級レベルの語彙力を最低限つけた上で、高度な文章を正確に読む練習をとにかくひたすら行う。時事・最新技術等に関するニュースにつねにアンテナを張る。設問自体は簡単なため、実用的で高度な英文を正確に読解していくことが求められていることは明らかである。音読・多読をひたすらこなそう。