慶應英語の学部ごとの対策 前編

これまで慶應義塾大学で出題される英語全般について書いてきましたが、とはいえ学部ごとに形式も時間配分も出題内容も異なるため、それにあった対策というものが必要になります。今回は僕が受験した法学部と経済学部について、僕の経験も交えて詳しく書いていきたいと思います。

1. 法学部の対策
まず、概観を述べていきます。慶應義塾大学法学部は河合塾で偏差値70達する私立文系最難関学部であり、その英語の問題もかなりハイレベルとなっています。解答形式は全てマーク式のため和訳問題や英作文問題はありません。しかしその分判断に迷うような選択肢になっています。問題は全て英語で書かれているため、問題文をしっかり読むことが大事であり、その分時間が取られます。時間制限は80分で決して長くはありません。他の学部と一線を画すことは、とにかく語彙のレベルが高いことです。帰国子女の友達に言わせてもかなり難しい単語・熟語が使われているということです。そのうえ、長文問題ではかなり抽象的で受験生にあまりなじみのないような内容となっており、読むのに苦労します。

では、問題ごとに見ていきましょう
第一問は文法問題が中心になりますが、近年はころころ形式が変わっているため注意が必要です。僕が受けた2016年度の問題はいわゆる正誤問題でした。かなりハイレベルな知識を要求されており文法・語法の隅々まで知識を固めておく必要がありました。
第二問は例年会話問題が出題されています。2015年度入試までは受験生レベルでは知りようもないハイレベルな熟語もいくつか含んだ、実質熟語問題のような印象がありましたが、僕が受けた年は標準的な会話問題に変化していました。最新年度ではそれらを併せたような形式でした。対策としては、とにかく熟語の知識を固めることが一番です。
第三問は例年、難単熟語定義問題が出されています。どういうものかといえば、問題を見れば分かるのですが、短めの長文中にある受験生になじみのない単語・熟語の意味を選択肢から選ぶ、という形式です。ここでは語彙力を問われているのではなく、文脈で判断できるか、つまり読解力が問われているのです。やり方としては、まず自分の知っているものがあったらそこを先に埋めて、その上で選択肢を品詞ごとに分けて生きます。後は読んでいき品詞を特定しつつふさわしい意味を選んでいくというやり方になります。決して簡単ではありませんが、他の問題に比べて解きやすくなっていますのでここでは多くとも2ミスに抑えたいところです。
第四問は700words程度のオーソドックスな長文問題です。とはいえ、語彙のレベルは全入試中トップクラスであり語彙力をしっかり付けていく必要があります。問題文をよく読んで冷静に解答しましょう。
 また、近年の出題はありませんが、慶應法学部独特の問題としてインタビュー問題がありました。これは2011年度でいきなり復活したため念のため書いておきます。この問題はとある人のインタビューを題材とし、質問に対する回答を選択肢から選んでいくという問題です。一見簡単なようでかなり難しいため、前問正解を目指さず、消去法も用いつつ確実に正解できるものを選んで行きましょう。
 法学部は特に記述の対策は必要ありませんが、その代わり超ハイレベルな語彙・文法の知識が要求されていますので。参考書や色々な問題から知識を吸収していきましょう。

2. 経済学部の対策
まずは概観から書いて行きます。慶應義塾大学経済学部は法学部に並んで慶應文系学部のトップに君臨しており、もちろん一筋縄では行かない問題が出題されています。制限時間は100分で慶應の英語の中ではかなり長くなっていますが、時間制限はかなり厳しいです。形式は2種類しかなく、ひとつはオーソドックスな長文問題、もうひとつは受験最難関レベルの自由英作文を含んだ英作文問題です。
長文問題については、法学部や文学部ほど難しいわけではありませんが、とにかく分量が多く時間との戦いになります。また、難しくないからこそ高得点を取らなければなりません。問題形式は空所補充が多いです。
一方でかぎになるのが英作文問題です。一問目は和文英訳問題ですが、一発で英語に訳すのが難しいものばかりで、発想力や和文英訳問題への慣れが必要です。しっかりと参考書を用いて対策をしましょう。2問目は自由英作文問題で、150words程度のかなり長い英作文をしなければなりません。注意が必要なのが、長文問題中から引用しなければならないという点です。また、かなり長いので簡単な語彙では書くことが出来ず、日本語→英語で単語を覚える必要があります。
私立文系専願では英作文の対策がかなりおろそかになりがちですが、英作文問題は配点が高いため、それへの対策が絶対に必要です。

以上が法学部と経済学部の対策でした。

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